家庭菜園を始めるには、種か苗が必要です。今回は野菜の種についてのお話をしたいと思います。
タネ多すぎ問題

売っている種って中身多くないですか?安い分、中身が少ないダイソーの種でも種類にもよりますが、100粒以上入っているものがほとんどです。
規模にもよりますが家庭菜園で必要なのは、せいぜい一回に20粒ほどでしょう。
発芽率について
使い切れなかった種は、また育てたい時に蒔くために保管するのが良いでしょう。
ですが、植物の種には発芽率というものがあって、時間が経つにつれ下がってしまい、最後には発芽しなくなってしまします。
発芽率とは
種子(タネ)は、まいても全ての芽が出るとは限らず、収穫環境や保存状況などの要因によって芽が出ない種子もあり、その割合を数値化したもの。計算式は[芽が出た種子の数÷巻いた種子の総量×100]。例えば、100粒の種子をまき、70粒芽が出た場合の発芽率は70÷100×100=70%である。
写真はダイソーの種ですが、裏に発芽率と使用期限が書かれています。

注意したいのは、この発芽率は出荷時のものであり、使用期限に近づくにつれゼロになります。つまり芽が出ない種子となり、捨てるしかないのです。
保存状況によっては、使用期限よりも前に発芽しなくなってしまうケースもあるのです。今回はより使用期限、もしくはそれ以上まで種を持たせるための保存方法を伝授します!
種を長持ちさせる方法
種が発芽するには温度と水分、空気の3つの条件が適切に揃う必要があります。これを発芽の三要素と呼びます。
品種にもよりますが、動物の冬眠と同じように冬は温度が低いので眠り、暖かい春になって目を覚まし、3つの条件が揃うことで発芽します。
逆に、この3つの条件が保存環境で揃ってしまうと、種が起きてしまい、「発芽しよう!発芽しよう!」と起きている間はエネルギーを使ってしまうので、寿命が短くなってしまいます。
以上のことからわかるように、保存期間を長くするにはこの発芽の三要素をシャットアウトし、冬眠してもらうことが、種を長持ちさせる方法だと考えられます。
ジップロックに入れる
ジップロックに入れて空気を抜くことで、発芽の三要素のうち、空気をシャットアウトする方法です。
乾燥剤を入れる
乾燥剤を入れ、湿度を低く保つ方法です。ジップロックに一緒に入れることで、より効果を発揮することでしょう。
冷蔵庫で保管
冷蔵庫に入れることで温度の条件を達成させない方法です。寒い冷蔵庫内に入れることで、冬であると勘違いさせ、冬眠させる方法です。
ここで注意したいのが、冷凍庫は-15℃前後と温度が低すぎて越冬できずに死んでしまう品種もあるので避けましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
多すぎて困ってた種問題を解決すべく、種を長持ちさせる方法を考えてみました。
以上の3つの方法を組み合わせて実践することで、発芽の三要素全てをシャットアウトすることができ、より種に休んでもらい長持ちさせることができると考えられるので、ぜひやってみてください!
それでは素敵な家庭菜園ライフを!
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